八丈島の島酒

八丈島の焼酎

八丈焼酎の歴史は流罪された薩摩出身の丹宗庄右衛門爺の教えから始まり、150年を経過したに過ぎない歴史です。本格焼酎の製造免許は九州以外では伊豆七島だけが持つ免許です。「温故知新」しっかりと個性のある島の味として造り続けていきたいものです。
【磯崎酒造株式会社】 代表取締役 磯崎 正幸

現在、島の中には焼酎を酒造している工場が5カ所あり、見学や試飲が可能なところもあります。種類もいろいろとあるのでちょっと立ち寄って、自分にあった焼酎を探してみるのも楽しいですよ。

また、大賀郷の護神山(町役場近く)には「島酒之碑」があります。昭和42年に観光協会と八丈島酒造組合が、焼酎の製法を伝えた丹宗庄右衛門の功績を讃えて建てたものです。焼酎好きの方は是非足を運んでみて下さい。

八丈島の島酒

原料素材の多様さでは他に類を見ない蒸留酒・焼酎、そのルーツは古代エジプトとか。日本へは東南アジアから琉球・奄美大島を経て、また一方では中国・朝鮮から薩摩に伝わり、その土地の原料素材・風土にあった酒ができたとされます。
ここ八丈島にその技術が伝えられたのは今から約150年前、薩摩藩の密貿易の罪を負い流されてきた丹宗庄右衛門(1854~)がその技法を伝授したものです。

その時節、八丈島では度重なる飢饉の対策として穀類を備蓄するために禁酒令が出されていましたが甘藷(さつまいも)は保存が難しいためにこれが原料となる焼酎にしました。
以来、ここ八丈島を起点として他の伊豆諸島や各地に焼酎製法の技術が広がり今に至ったもので、特に各島々に定着した焼酎を「島酒」と呼びます。
島酒はやはりその島の食べ物と一緒に味わうのが一番、島のおつまみを一緒にお土産にされてみては如何でしょうか。きっと爽やかな味わいを永くお楽しみいただける事でしょう。

八丈島のうまい水

島酒 を引き立てる八丈島のうまい水

焼酎は飲み方も多種多様。
先ずはストレート、これは度数の高いもの風味の濃いものを冷やし、じっくりと味わう所謂「通」好みの飲み方でしょうか。

次は、お湯割り、本場九州では、お湯を先に4 分注ぎ、焼酎を後から6 分注ぎ足す飲み方が最もうまいとされています。

さらに水割り、焼酎はかなり薄くても風味はしっかり残り、しかも爽やか。そして焼酎を氷の上に注ぎ、冷えたころあいでグイッといただくロック。加えて、梅干やレモン、島名物のカブツ( ダイダイ) の果汁を絞り、、、、とその日の気分で、その日の銘柄を選び、その日の肴でと、飲み方も色々工夫できる焼酎ですがそれでもやはり「旨い」の決め手は島酒そのものと「水」ですね。

ここ八丈は天然水がとても美味しい。その水で作ったロックと島の肴ともども美味い島酒をさらに引き立てます。 存分に味わってください。

【八丈島の美味しい水汲み場】
鴨川林道の水源・・鴨川林道水道施設より沢に下りる。この号で紹介しているバードウォッチング地図を参照して下さい。

横嶺山薬師堂・・・大賀郷小学校前にあるガソリンスタンド脇の細い道を入って行く。

焼酎の効能‐明日への活力

1559 年の落書きが鹿児島県大口市の郡山八幡神社の 天井裏で発見されています。

この神社の修理をした宮大 工 2 名の落書きでそれによると「施工主はケチで、改 修工事の最中一度も焼酎をふるまってくれなかった」と 不満を言っています。

既にその頃から、焼酎は一般市民の間で広く飲まれて いたことを示す貴重な資料です。

適度に飲めば昔も今も 変わりなく明日への活力の源となる焼酎、それゆえに永 く愛されてきた友です。

【焼酎をあらかじめ軟水 ( 八丈島のお水 ) で割り、 これを 1 日~5 日ほど冷蔵庫に寝かして飲む、ある いは遠火で 45 度 C 位までゆっくり暖めて飲む。こ の飲み方が一番とされています。

是非、試してみて は如何でしょうか ?

ちなみに、蒸留酒をお湯で割るの飲み方は世界を見渡しても焼酎だけのようですよ。

 

八丈島の焼酎-効能その1-

この島には、5件の焼酎造り酒屋さんがあり、銘柄・種類も沢山ありますがその全てがいわゆる「本格焼酎」です。乙類焼酎とも呼ばれるこの焼酎にはとてもありがたい効能があります。

かつて長寿世界一の故・泉重千代さんは毎晩焼酎2合の晩酌を欠かさなかったことも良く知られています。

焼酎は、血液サラサラ効果を高める酵素「プラスミノーゲン」を含み同じ効能があるといわれる赤ワインより更に1・5倍の効果が確認されています。

焼酎独特の匂いを嗅ぐことで、あるいは飲むことで血液中にこの酵素を取り込み、働きを活性化し血栓の原因物質をきれいにするもので、さらに焼酎の肴は、栄養価の高いものが多く、それとの相乗効果が自然と健康体を造ることになっているのかも知れません。

焼酎以外のお酒にもこの酵素はありますが効能は「本格焼酎」が一番です。 是非、八丈島のお肴と一緒にお試しあれ。

八丈島の焼酎 -効能その2-

八丈島の焼酎はとても美味しい。その上、心筋梗塞、脳梗塞などの病気原因物質の血栓を溶かす作用もあるのです。

血栓の予防効果がある酵素はウロキナーゼで、本格焼酎(乙類)はこの酵素の分泌を増やす効果がとても高いといわれています。 しかも焼酎のそれは、血管内にできてしまった血栓も溶かす効果が確認されていて、赤ワインやその他の酒類には無い効果といわれています。焼酎を飲む人のウロキナーゼ分泌量は飲まない人の2倍以上とか。この成分、実は焼酎のアルコール以外の香りや旨味に含まれている、ということはお酒の苦手な方は、香りを楽しむことだけでも得られますよ。

【焼酎豆知識】 芋焼酎と麦焼酎の仕込みの時期はいつごろ? 出題:樫立酒造(株)

焼酎の仕込みは原料の収穫時期に合わせます。芋焼酎は、本場九州では芋のとれる8月末ぐらいから仕込みをする蔵が多く、芋は堀出すと傷み易いのでこの時期です。一方、麦焼酎は、日本酒と同じ、およそ12月頃から仕込みをする蔵が多いようです。
ここ八丈島は、芋の収穫期が遅く、12月ごろ。 蔵を見学される時には、香りを楽しむのと同時に仕込みの時期も聞いてみてください。

焼酎の割り水軟水?硬水?

焼酎は、いろいろな飲み方、つまり飲む人の「好み」の方法で楽しめる酒です。

酒の原料に合わせて、ストレート・お湯割り・ロック・水割りと様々ですが、更にこの「好み」を決めるのには、割り水が「硬水」「軟水」かが大きく作用します。
一般的には、料理やお茶を入れるための水は、「軟水」がよいとされています。

これは、水に含まれるミネラル分が少ないほど味に影響を与えないためで、焼酎の割り水もやはり「軟水」が良いといわれるのも同じことです。 しかし、「硬水」で割ることで逆に水と焼酎が馴じみにくくなり、そのもののキレやコクを楽しめるという左党も。 やはり、自分の「好み」を見つけるには、銘柄を探すことはもとより、割り水の種類や飲み方もいろいろ試すことでしょうか。

八丈島の水は軟水、島酒との相性もとても良いです。 存分に試してみてください。

熟成5年麦焼酎  黄八丈

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