磯崎酒造

磯崎酒造 大漁
ハナタレはうまい!

ハナタレというと「はなたれ小僧」を思い浮かべる方は、結構シニアの方でしょうか。
昨今は、このような子供達はあまり見かけなくなりました。

ところで、この言葉を聞いて溢れでる「よだれ」を思わず拭く方は、焼酎通に間違いありません。この世界では「初垂れ」と書いてハナタレといい、これは焼酎つくりの終盤の過程、つまり醪(もろみ)を蒸留する際に最初に「たれ口」からでる焼酎液のことです。

このハナタレ、アルコール度数は70度もあり、しかも焼酎の旨み成分にとみ、香りも豊か。全体の2~3%程度しかとれず、大変貴重なものです。

飲み方は、アルコール度数が高いので冷凍庫に入れても凍りませんのでギンギンに冷やしてそのままチビチビとやるのが一番。  ちなみにハナタレの次は「中垂れ(ナカタレ)」最後は「末垂れ(スエタレ)」ですが、度数もだんだん低くなります。

島にいくつかある醸造元では工場見学も可能です。 この「ハナタレ」のお話も聞いてみてはいかがでしょうか?                   【昔ハナタレ小僧】

 花酵母焼酎話

焼酎本「焼酎楽園」(金羊社)のVol.31の表紙に百花繚乱とある。

この花の季節に、花をめでながら焼酎を味わうおすすめかとおもって読み進むととても興味深い特集でしたので紹介いたしましょう。

焼酎にかぎらず酒のかぐわしい風味をうみだす立役者は微生物の麹菌と酵母。酵母は、ブドウ糖アルコール炭酸ガスに分解する、つまり、太陽と大地の恩恵から得た農作物から酒を醸し出す大切な役割を担っている。 その酵母が、サクラ、カトレア、バラ、ボタン、ツツジ、月下美人、ナデシコ、ひまわり、コスモス、菊、、、、、四季を通じたいろいろな花々から発見されてその分離に成功し、それが清酒造り、焼酎造りに用いられ「花酵母焼酎」「花酵母清酒」となっているという。

四季の花をめでながら、酒を飲むという風習は実に日本人の心であり、優雅で美しい。【百花繚乱】が酒飲みの世界に通じていることも実にうれしい。ここ八丈島は、花の島。いつの日か島の花の酵母で造られた酒を味わう日がくることを楽しみに。

【花見宴好きの酒飲み】


磯崎酒造 磯娘三升カメと
「島酒の碑」4合カメ
 ニワトリと卵

「丹宗庄右ヱ門」この島に「焼酎」の造り方をもたらしたお方で、この島の左党にとっては、大の恩人・神様同様のお方である。

薩摩藩の抜け荷の罪を一身に背負い流されてきたのは、嘉永6(1854)年のことで、特にその頃は「穀物」のできが悪く、それを原料にする酒造りは全面禁止であったし、もちろん飲むこともできないので不満がくすぶっていた。 一方、穀物ではない焼酎の原料である「さつまいも」は、日持ちが悪く、腐りが出てしまうという悩みがあった。そこで、これを「焼酎」に造り、いわゆる有効利用して形をかえて保存したのである。その結果、山仕事や農作業など人手を要する仕事があると、そこでふるまわれ、大いに活気が戻って仕事がはかどったということである。

「酎を飲むために仕事をする!」はたまた「仕事をするために酎をのむ?」どちらにせよ「酎」は「飲む」のが良い(酔い)のである。

「卵が先か鶏が先か、常に悩む酒飲み」

島酒の碑

   単式蒸留焼酎

単式蒸留焼酎-焼酎乙類

米、麦、芋などを原料として、単式蒸留器で蒸留して造る焼酎のことで、呼び名が示す通り、基本的に1回のみの蒸留のため、原料本来の風味旨み成分が生きていることが特徴で、八丈島の島酒は、ほとんどがこの焼酎である。

1    米ないしは麦のをつくる。
2 麹をタンクやカメで発酵させ(一次発酵)、もろみを作る。
3 もろみの中へ原材料を投入させ、発酵させる(二次発酵)。このとき投入した原材料が焼酎の主要原材料として表記されることになる。
4 アルコールが生成された発酵液を蒸留する。

この蒸留の際、従来は蒸留器内中を特に減圧しないで蒸留を行ってきた。この方法を常圧蒸留とよび、アルコール沸点温度が高いので原料の色々な成分が混じることにより風味豊かな蒸留液を得ることになる。 この方法に対し、蒸留時に減圧する(減圧蒸留)ことによって沸点温度を下げると油成分を含まない成分純度の高い、雑味の少ないものとなる。

これとは別に、連続蒸留器で蒸留し高純度のエタノールを得て、これに加水したものを連続蒸留焼酎または焼酎甲類と呼ぶ。

さて、飲み方は人それぞれ。 自分で旨い!と思った飲み方が一番。島のおいしいあてと一緒にお楽しみください。
【島の湧水で割った水割りが一番と思う酒好き】

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