八丈島の観葉植物フェニックス・ロベレニィ

フェニックス・ロベレニィ

Phoenix roebenii o‘Brien 和名:親王椰子 別名:ひめなつめやし

輸出も行われていて世界一の生産量を誇るハチジョウジマのフェニックス・ロベレニィは、シンガポールの蘭の採集家ロベレニィ氏によってラオスで発見された。
イギリスのキュウ植物園のジェームズ・オーブレン氏は、ガーディナーズ・クロカル誌にロベレニィ氏の名をとって1889年10月26日に命名紹介発表したのである。
発見者のロベレニィ氏によればラオスのメコン河の岩角岸に沿って北緯22度の北まで分布しているという(中国・ビルマ・タイ・ラオスの国境メコン河添い)。
日本には明治36年~38年横浜植木株式会社が輸入、八丈島には大正10年(1921)雌木と雄木一対が植えられたのがはじまりである。
その原木は今も中之郷地区新堤横のロベレニィの感謝の碑に植えられており、見ることができる。

ロベレニィの感謝の碑

和名の命名者は元東京帝国大学理学部付属小石川植物園園芸主任、故松崎直枝氏で英名のPigmyDatePalm(ひめなつめやし)を別名にした。良い名前と思う。が、そう呼ぶ人はほとんど無く、もっぱら親王椰子が使われている。
この名前の由来は、皇の位にあった高岳親王が仏法に入り僧空海(弘法大師)の教えを受け、承和4年僧宗叡を伴って唐に渡り、20年の在留の後一大決心をして元慶5年、80歳の高齢もかえりみず天竺歴遊の途中、ロベレニィの原産地ラオスで虎に襲われ亡くなったことからその遺跡を偲んで命名したという。
この椰子は、八丈島の雨と風、光と気温等全ての自然状況に適した、他に類を見ない植物であり、島の経済はもとより島民の健康と自立を支えるものとしてこれからも廃れることはない。                   義

商品:鉢植 切葉
島内のそこここの畑で見ることができる。鉢植えは、エコアグリマート等。

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