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| 今からおよそ150年前のことです。薩摩から抜け荷の罪を着せられ流されてきた丹宗庄右衛門がこの島に焼酎の造り方を伝授しました。その後、伊豆の島々にその技法が伝わり、各島独特の風味を持つ【島酒】ができました。八丈島には、5箇所の醸造元があり、美味しい島酒を楽しむことができます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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![]() 八重椿 芋ブレンド |
八丈焼酎の歴史は流罪された薩摩出身の丹宗庄右衛門爺の教えから始まり、150年を経過したに過ぎない歴史です。本格焼酎の製造免許は九州以外では伊豆七島だけが持つ免許です。「温故知新」しっかりと個性のある島の味として造り続けていきたいものです。 現在、島の中には焼酎を酒造している工場が5カ所あり、見学や試飲が可能なところもあります。種類もいろいろとあるのでちょっと立ち寄って、自分にあった焼酎を探してみるのも楽しいですよ。 |
原料素材の多様さでは他に類を見ない蒸留酒・焼酎、そのルーツは古代エジプトとか。日本へは東南アジアから琉球・奄美大島を経て、また一方では中国・朝鮮から薩摩に伝わり、その土地の原料素材・風土にあった酒ができたとされます。 その時節、八丈島では度重なる飢饉の対策として穀類を備蓄するために禁酒令が出されていましたが甘藷(さつまいも)は保存が難しいためにこれが原料となる焼酎にしました。 |
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島酒 を引き立てる八丈島のうまい水 焼酎は飲み方も多種多様。 【八丈島の美味しい水汲み場】 横嶺山薬師堂・・・大賀郷小学校前にあるガソリンスタンド脇の細い道を入って行く。 |
1559 年の落書きが鹿児島県大口市の郡山八幡神社の 天井裏で発見されています。 |
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この島には、5件の焼酎造り酒屋さんがあり、銘柄・種類も沢山ありますがその全てがいわゆる「本格焼酎」です。乙類焼酎とも呼ばれるこの焼酎にはとてもありがたい効能があります。 かつて長寿世界一の故・泉重千代さんは毎晩焼酎2合の晩酌を欠かさなかったことも良く知られています。 |
八丈島の焼酎はとても美味しい。その上、心筋梗塞、脳梗塞などの病気原因物質の血栓を溶かす作用もあるのです。 |
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![]() 三年古酒黄八丈 |
焼酎の飲み時とその適量は? 酒は百薬の長 その酒とは本格焼酎か泡盛(乙類)であるということはいまや定説です。 心筋梗塞・脳梗塞などの原因物質である血栓を溶かす酵素「ウロキナーゼ」を増やす働きがあるからです。 さらに、何時飲むのが良いのか。 血管の詰まる病気は午前2時〜5時に発生するケースが多く、特に心筋梗塞は月曜日の朝に発生する事が多いという統計があります。日曜日の夜からの「明日から、また仕事だ」と言うストレスに原因があるといわれています。したがって、「日曜日の夜(あるいは休息日の最後の日)に本格焼酎を適量ゆったりと晩酌する」ことをお勧めいたします。 |
【6:4のお湯割り】がよいというけどどっちが6? お湯割りは、先に焼酎を器に入れるのか、はたまたお湯が先なのか、そしてどちらが美味しくいただけるのか。 九州薩摩の酒器【黒ぢょか】は、酎飲みの間では知らぬものなし。(筆者も九州在勤時代にこれを得るために一週間薩摩○十のお店に通い、ようやく景品の【黒ぢょか】とぐい呑みを手に入れて今でも宝物:写真) そうすると冷たい酎がうまみ成分を逃すことなくうまい具合に底まで混じりあい、美味しくいただけます。 お湯割りは、酎が6お湯が4の割合が良いとされますが、人によっては7:3あるいは8:2とさまざま。 それはすきずきと言うことで。 |
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![]() 八丈興発 カメセット |
この号が刊行されるときは、多分すでに梅雨は明け、からっとした夏の最盛期。 執筆中の今この時期はというと、湿気の多い梅雨真っ只中。 その厭なものの最たるものが「カビ」。 あちこちそこここにカビ。 しかし、このカビの中にはまさに天からのお恵み、左党の皆さまには命の泉をお恵み下さる「カビ」さまもあります。 それは、言わずと知れた「麹菌」。 アルコール発酵は酵母菌が糖分を食べることにより醗酵がすすみます。酵母が糖分を食べやすくするためにこの麹菌が重要な働きをします。 さて、麹菌のうち、一番身近なのが「黄麹菌」。醤油・味噌や清酒を造るのにこの麹菌を使います。ここ八丈島の島酒(焼酎)にも、この黄麹を原料に使ったものがあり、おいしい風味を楽しむことができます。 「黒麹菌」は、「泡盛菌」とも言われるように泡盛醸造に使われます。もろみ中の雑菌を殺して香りを良くする効果があり、この菌を利用した数多くの個性の強い酎もうまれています。 梅雨が明けた後に、ギンギンに冷やした島酒。 その一杯の前に、原料の「麹菌」の種類を確かめてみてください。 |
本格焼酎とは? |
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焼酎は、いろいろな飲み方、つまり飲む人の「好み」の方法で楽しめる酒です。 酒の原料に合わせて、ストレート・お湯割り・ロック・水割りと様々ですが、更にこの「好み」を決めるのには、割り水が「硬水」か「軟水」かが大きく作用します。 これは、水に含まれるミネラル分が少ないほど味に影響を与えないためで、焼酎の割り水もやはり「軟水」が良いといわれるのも同じことです。 しかし、「硬水」で割ることで逆に水と焼酎が馴じみにくくなり、そのもののキレやコクを楽しめるという左党も。 やはり、自分の「好み」を見つけるには、銘柄を探すことはもとより、割り水の種類や飲み方もいろいろ試すことでしょうか。 八丈島の水は軟水、島酒との相性もとても良いです。 存分に試してみてください。 |
八丈島の島酒は、おいしい! これはいまや定説です。 そして、今号まで幾とおりかの島酒のおいしい飲み方・楽しみかたを紹介してまいりましたが、今回は、さらに健康に良く美肌効果抜群の八丈島流を紹介しましょう。 遠く紀元前200年、秦の方術士「徐福」は、不老不死の仙薬をもとめて東方に旅立ち、ついにここ八丈島でその仙薬・明日葉をみつけたという説があります(Vol.7に詳細)。 真偽はともかく、この明日葉にはカルコンというポリフェノールが多量に含まれており、健康や美肌・若返り効果に良いことは島人で実証済みです。そしてこの栄養素は、明日葉の樹液・黄色いネバネバに多量に含まれています。 明日葉は、茹でてから、いろいろな調理法でおいしくいただきますが、その茹で汁を捨てていませんか? 実はこの栄養素は水溶性でその茹で汁にも多量に溶け出して含まれているので、これを冷蔵庫で冷やして島酒の割り水に、あるいは、それをそのまま氷にしてオンザロックで、これが八丈島流。 一度試してみてください。 その抜群のすっきり感に目をみはることでしょう! もちろん、そのままのソフトドリンクでもOKで、びっくりするほどのさわやかさですよ。 おいしく飲めて良質の栄養素補給、まさに理想の飲み方のお勧めです。 【Dr.K】 |
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![]() 磯崎酒造 大漁 |
ハナタレというと「はなたれ小僧」を思い浮かべる方は、結構シニアの方でしょうか。 ところで、この言葉を聞いて溢れでる「よだれ」を思わず拭く方は、焼酎通に間違いありません。この世界では「初垂れ」と書いてハナタレといい、これは焼酎つくりの終盤の過程、つまり醪(もろみ)を蒸留する際に最初に「たれ口」からでる焼酎液のことです。 このハナタレ、アルコール度数は70度もあり、しかも焼酎の旨み成分にとみ、香りも豊か。全体の2〜3%程度しかとれず、大変貴重なものです。 飲み方は、アルコール度数が高いので冷凍庫に入れても凍りませんのでギンギンに冷やしてそのままチビチビとやるのが一番。 ちなみにハナタレの次は「中垂れ(ナカタレ)」最後は「末垂れ(スエタレ)」ですが、度数もだんだん低くなります。 島にいくつかある醸造元では工場見学も可能です。 この「ハナタレ」のお話も聞いてみてはいかがでしょうか? 【昔ハナタレ小僧】 |
焼酎本「焼酎楽園」(金羊社)のVol.31の表紙に百花繚乱とある。 この花の季節に、花をめでながら焼酎を味わうおすすめかとおもって読み進むととても興味深い特集でしたので紹介いたしましょう。 焼酎にかぎらず酒のかぐわしい風味をうみだす立役者は微生物の麹菌と酵母。酵母は、ブドウ糖をアルコールと炭酸ガスに分解する、つまり、太陽と大地の恩恵から得た農作物から酒を醸し出す大切な役割を担っている。 その酵母が、サクラ、カトレア、バラ、ボタン、ツツジ、月下美人、ナデシコ、ひまわり、コスモス、菊、、、、、四季を通じたいろいろな花々から発見されてその分離に成功し、それが清酒造り、焼酎造りに用いられ「花酵母焼酎」や「花酵母清酒」となっているという。 四季の花をめでながら、酒を飲むという風習は実に日本人の心であり、優雅で美しい。【百花繚乱】が酒飲みの世界に通じていることも実にうれしい。ここ八丈島は、花の島。いつの日か島の花の酵母で造られた酒を味わう日がくることを楽しみに。 |
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![]() 磯崎酒造 磯娘三升カメと 「島酒の碑」4合カメ |
「丹宗庄右ヱ門」この島に「焼酎」の造り方をもたらしたお方で、この島の左党にとっては、大の恩人・神様同様のお方である。 「酎を飲むために仕事をする!」はたまた「仕事をするために酎をのむ?」どちらにせよ「酎」は「飲む」のが良い(酔い)のである。 「卵が先か鶏が先か、常に悩む酒飲み」 |
単式蒸留焼酎−焼酎乙類 米、麦、芋などを原料として、単式蒸留器で蒸留して造る焼酎のことで、呼び名が示す通り、基本的に1回のみの蒸留のため、原料本来の風味や旨み成分が生きていることが特徴で、八丈島の島酒は、ほとんどがこの焼酎である。 この蒸留の際、従来は蒸留器内中を特に減圧しないで蒸留を行ってきた。この方法を常圧蒸留とよび、アルコール沸点温度が高いので原料の色々な成分が混じることにより風味豊かな蒸留液を得ることになる。 この方法に対し、蒸留時に減圧する(減圧蒸留)ことによって沸点温度を下げると油成分を含まない成分純度の高い、雑味の少ないものとなる。 これとは別に、連続蒸留器で蒸留し高純度のエタノールを得て、これに加水したものを連続蒸留焼酎または焼酎甲類と呼ぶ。 さて、飲み方は人それぞれ。 自分で旨い!と思った飲み方が一番。島のおいしいあてと一緒にお楽しみください。 |
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焼酎は、醸造元が我子を育てるが如くに丹精こめて造りだしたもの。それをいただく私たちは、そのうまさを最大限に引き出して味わってあげることこそ感謝のしるしといえましょう。 さて、その飲み方の一つは、「お湯割り」よくロクヨンつまり焼酎6割お湯4割が良いとされ、25度の焼酎であれば飲みごろの15度になります。香りが引き立つ「芋」の飲み方の定番です。 それぞれの島酒にそれぞれの飲み方、どうぞご自分に合った飲み方を探して醸造元に感謝いたしましょう。 ![]() |
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